子供にスマホを持たせるメリット

「子供にスマホを持たせるべきか否か」。現代社会で子育てをするお父さん、お母さんならば、いつかは直面する悩みではないでしょうか。

家族に買い物を頼みたいときや、帰りが遅くなると知らせたいときなど、スマホを使って家族に状況を知らせられるので、とても便利です。また、地震などの大きな災害がいつ発生してもおかしくないといわれている昨今なので、家族全員とすぐに連絡を取り合える状態にあると安心できます。

ただ、スマホ依存やコンテンツ課金、インターネットに関するさまざまなトラブルなど、不安要素も多くあり、「あれば便利なことはよくわかっているけれど……」と、頭を悩ませている親御さんも多いことでしょう。

果たして子供にはスマホを持たせるべきなのでしょうか?この記事では、子供にスマホを持たせるメリットについて解説していきます。

子供にスマホは必要?

子供を持つ親50名に「子供にスマートフォンは必要だと思いますか」というアンケート※を実施したところ、「必要」だと答えた人が23名、「必要ない」と答えた人が27名と、「不必要」と答えた人がやや多いものの、ほぼ両者半々という結果になりました。

「必要」だと答えた人の多くは、「防犯のためには必要。習い事を始めたら送り迎えの連絡にも必要なので」(30代女性)、「持っていた方がお互い安心するから。デメリットもあるが、緊急時にすぐに連絡が取れるのがありがたい」(20代女性)、「GPSやSNSなどのコンテンツは大変便利で魅力的。災害発生時にも有効である」(50代女性)など、「緊急時用の連絡ツールとして役立つ」と考えているようです。

また、「持っている友達の話について行けないのでは?と思う」(30代女性)、「本来は必要ないと思うが周りの友人がみんな持っているので、ひとりだけ持っていないと会話についていけなくなるから」(30代女性)のように、「子供の友人付き合い」のことを考慮して持たせているという家庭もあるようです。

子供や大人に関係なく、スマホを持つということが当たり前の時代になってきているのでしょう。「時代」といえば、このような意見もありました。「やはりその時代にあった物を与えるべき」(30代女性)、「世の中が進化しているので、それに応じてスマホは必要」(40代女性)、「これからの時代はスマホの時代だし、いろいろな可能性を感じる」(40代男性)。スマホのような「最新技術」に触れることは、子供にとっても必要だと考える親御さんもいるようです。

一方、「必要ない」と考えている人からは、「小さいときからスマホを使わせるとスマホ中毒になりそうで心配」(50代女性)、「スマホがなくても成長はするし、人との関わりを大切にしてほしい」(30代女性)など、スマホを持つことで子供が受ける悪影響を懸念する声が目立ちました。

(※2017年4月3日~4月4日 サムライト社によるWebアンケートの結果)

文科省が掲げる「2020年、子供タブレット保有1名1台説」

文部科学省は、平成28年に開催した「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会」の中で、タブレット端末やPCを効果的に取り入れた教育を推進し、学校の生徒が1日1回程度可動式PCを使う環境を整える意思を表しています。

このように、教育とIT技術が密接に関わっていくことを考えると、これからは社会に出るうえで高いITスキルが求められることになるでしょう。

そのような時代で生きていく子供たちにとって、スマホやタブレットに子供のうちから慣れておくことは、必要不可欠ともいえます。

出典:文部科学省「『2020 年代に向けた教育の情報化に関する懇談会』最終まとめ」

子供にスマホを持たせるメリット

このような意見をまとめると、子供にスマホを持たせるメリットはふたつあることがわかります。

ひとつは、緊急時の連絡ツールとして役立つこと。

小さな子供でも事件に巻き込まれる現代。万が一のときの防犯グッズとしてスマホを持たせると安心できますね。また、近年は地震などの災害も多発しています。離れ離れになってしまったときに連絡できるツールがあるのは心強いことです。

もうひとつは、最新の技術やそれを取り巻く文化に早い段階から触れられるということ。

これから、どんどんインターネット関連技術が私たちの生活に欠かせないものとなっていきます。それに伴い、IT技術に対するリテラシーやネットリテラシーが不可欠になるでしょう。小さいうちからスマホを使うことで、将来苦労したり大きなトラブルに巻き込まれたりする前にリテラシーを育てることができるでしょう。

スマホデビューはトーンモバイルで

ただ、多くの親御さんが心配されているように、スマホ依存やSNSの利用を背景としたトラブルなど、スマホを持たせることには不安もあるでしょう。

ですが、使用するスマホ端末や契約するサービス次第では、そういった不安を軽減させることが可能になります。

TSUTAYAのスマホ、TONEの「TONEファミリー」機能を使えば、スマホ依存を防ぐためにスマホ本体やアプリの使用時間を制限したり、多額の課金を防ぐためにアプリのダウンロードを許可制にしたりすることができます。

迷われることもあるかと思いますが、スマホのメリット・デメリットをよく検討し、親子で話しあったうえでスマホの購入を決定しましょう。

※トーンモバイル公式サイトはこちら

[編集]サムライト編集部