携帯ショップの店頭に並ぶ何種類ものスマホの数々。「厚さ0.9mm」「画面5.5インチ」「防水加工」など、それぞれの機種の強みが紹介されていますが、スマホを初めて購入する立場だと、その強みにどんなメリットがあるのかわかりづらいもの。
そこでこの記事では、「スマホ初心者のためのスマホの選び方」について解説します。「何となく」で選んで後悔することのないよう、一緒に確認していきましょう。
実際のスマホユーザーが重視したスマホの選び方
まずは実際にスマホ利用者はどんなことを重視してスマホを購入したのか見ていきましょう。
20代から60代の男女50名に「スマホを購入した際に、重視したことはなんでしょうか?」(複数回答可)というアンケート※を実施した結果は、以下の通り。
「操作のしやすさ」…15名
「ディスプレイのサイズ」…12名
「バッテリーの持ち」…12名
「デザイン・色」…9名
「カメラ機能」…4名
「耐久性」…2名
「その他」…9名
「操作のしやすさ」を重視した方が最も多く、続いて「ディスプレイのサイズ」「バッテリーの持ち」と続く結果となりました。ではこの上位3つについて、それぞれ解説していきます。
(※2017年5月18日~5月19日 サムライト社によるWebアンケートの結果)
操作のしやすさ
スマホは多機能な分、使い始めのうちはその機能を使いこなせない可能性もあります。「機械に弱いので、できるだけ操作が簡単な機種を選んだ」(50代男性)、「初めてのスマホなので、操作しやすく分かりやすいのにした」(40代女性)という方のように、まずは自分が操作しやすいものを選ぶのがおすすめです。
では、「操作しやすい」とは具体的にどのようなものを指すのでしょうか。スマホの場合、アプリで機能をカスタマイズします。そのため、どの機種を選んでも機能面での使いやすさはアプリによって左右されます。
ですので、機種選びの段階では「ホーム画面」のデザインに注目するといいでしょう。たとえば、カメラやメールなど使用頻度の高いアプリがすぐに起動できるようなデザインになっているかどうか。
「アプリがどこにあるかわからなくなった」というのは初心者によくあるトラブルです。操作に慣れるまでは、どのアプリがどこに配置されているか一目でわかるようなデザインの機種を選ぶとよいでしょう。
ディスプレイのサイズ
アンケートでは、「小さいと見にくいと思うので、なるべく大きくて見やすいものを選んだ」(30代男性)のように、なるべく大きいものを選んだ方と、「持ち歩くことを考えると、大きすぎないデザインがいい」(40代女性)と、持ち運びに便利な小さめのものを選んだという方で意見が分かれました。
ディスプレイの大きさは、自分がスマホをどのように使うかによって決めるのが賢明です。たとえば電子書籍を読む、文章作成をするという方はディスプレイが大きいものを選ぶのがよいでしょう。一方、外に持ち歩く機会が多いという方は軽く収納もしやすい小さめのものを選ぶのがおすすめです。
また、「手の中で操作するものなのでサイズは重要」(20代女性)という声があるように、自分の手のサイズにフィットするかどうかの確認も忘れずに。
バッテリーの持ち
待ち合わせの最中にバッテリーが切れて、連絡ができなくなるような事態は避けたいところ。外出中に、コンセントが用意されているカフェなど充電スペースを見つけるのもなかなか大変です。
アンケートでも、「1日のうちに何回も充電するのは大変だし、バッテリーのもちが悪いと不便」(20代男性)、「遠出した際に充電できない場合は多々ある」(20代女性)という意見が寄せられました。外での使用頻度が多い方は、端末の電池容量が大きいものを選ぶようにするといいですね。
ただし、スマホのバッテリーは使用するにつれて、次第に消耗していくもの。バッテリーの交換に応じてくれるキャリアも多いので、減りが早いと感じるようになったら、近くの販売店に相談してみましょう。
あなたは何を重視しますか?
スマホを選ぶ際はまず、具体的に自分がどんな場面で、どんなふうにスマホを使うか想像してみるのがおすすめ。「機械の操作が苦手」という方は「操作のしやすさ」を、文字を読む機会が多い方は「ディスプレイの大きさ」を、外で長時間使用するという方は「バッテリーの持ち具合」を重視するとよいでしょう。
また、店頭で紹介されている機種の強みの価値がわからなかった場合は、販売員の方に「この強みはどんな場面で役立ちますか?」「どんな人に適した機種ですか?」と聞いてみること。その機種の強みが自分のニーズに合っているか確かめることができますよ。さて、あなたは何を重視しますか?
[編集]サムライト編集部