中学生のスマホを時間制限するには?おすすめアプリなどを紹介

中学生のスマホを時間制限するには?おすすめアプリなどを紹介

中学生にスマホ(スマートフォン)を持たせる際に多くの保護者が悩むのが、スマホの使用に関する時間制限をどのように行うべきか、ということではないでしょうか。
時間制限をしたほうがいいという結論に達したとして、ではどのようにして時間を制限するのかというのも悩みどころです。今回は中学生のスマホを時間制限する方法や、時間制限に役立つおすすめのアプリについて解説していきます。

中学生のスマホ利用は時間制限すべき?

そもそも、保護者は中学生の子供に対してスマホの利用時間を制限すべきなのでしょうか。

スマホの長時間利用によって生じうる悪影響について考えて、判断してみましょう。
まず、スマホの長時間利用はスマホ依存を招くことがあります。いつでもスマホを使える環境にいると、大人でもしょっちゅうスマホをいじるようになり、やがてスマホをさわっていないと落ち着かなくなるといった状況に陥ることがあります。

こうした状態になると、体調への悪影響も現れることがあります。睡眠時間が削られ、昼間に眠気や倦怠感に襲われるという人もいます。スマホ依存による悪影響は、みずからを厳しく律することがまだ難しい、中学生くらいの子供にはより顕著に現れてしまうこともあります。

それ以外にも、ずっとスマホでSNSやゲーム、動画視聴、その他インターネット上のサービスを使っていると、思わぬトラブルに巻き込まれるということも考えられます。中学生がネットを利用しているとわかると、まだネットの世界に対する理解や対応力が低いことに付け込んで、だましたりよからぬことに利用しようとしたりする大人もいます。

こう考えると多くの保護者が、中学生のスマホ利用はある程度時間を制限し、日常生活の中で必要なときのみ使うようにすることが望ましいと思うのではないでしょうか。

中学生に適切な1日あたりのスマホ利用時間はどのくらい?

では、中学生にとって適切なスマホの利用時間はどのくらいなのでしょうか。

デジタルアーツ株式会社の「第13回未成年者の携帯電話・ スマートフォン利用実態調査」(2020年)によると、中学生の平均的なスマホ利用時間は1日2~3時間です。ただし、これを目安とするかどうかは、子供がスマホを何に利用しているか(ゲームやSNSや動画視聴が中心、または勉強にも使っているなど)によっても変わってくるでしょう。それぞれのスマホの利用状況と、保護者の方針、子供かの要望なども照らし合わせて利用時間を決めてください。

最初のうちはやや厳しめに1日○時間と決めておき、しばらくの期間は様子見をするという方法も考えられます。子供がきちんと守れているようならもう少し時間を増やすといったやり方をしてもいいかもしれません。逆に、最初のうちから多くの時間、スマホを使えるようにしてしまうと、あとから制限をして利用時間を短くするのは反発を招いて従わせるのが難しくなってしまうでしょう。

中学生のスマホを時間制限する方法

実際に子供に時間制限を課す場合には、以下のような方法が考えられます。

ルールを決めて守らせる

1日○時間というルールを決めて、子供にそれを守るよう指導する方法です。最もオーソドックスで簡単なやり方ともいえるでしょう。子供自身の実行力に頼ることになるので、子供の自主性や規律性を育てることにもつながりそうです。

一方で、単にルールを決めてあとは見守るだけというのでは、そのうち子供がルールを破ってしまう可能性があることも否定できません。

たとえ子供自身がスマホを長時間使うのはよくないと自覚していたとしても、扱いに慣れてくるにつれ徐々に利用時間が長くなったり、スマホに夢中になるうちについ約束を破ってしまったりということもあります。中には自分では抑制できないので、何らかの歯止めをかけてほしいと思うようになる子供もいるようです。

通信キャリアが提供するあんしんフィルターを利用する

大手通信キャリアでは、「あんしんフィルター」と呼ばれるペアレンタルコントロールのためのサービスを用意しています。有害なサイトや不適切なサイトにアクセスできなくするフィルタリング機能などを持つアプリで、その中にスマホやアプリの利用時間を制限できる機能も備わっています。

子供にスマホを持たせる際に、こうしたサービスやアプリを使うということは、いまでは一般的だといえます。通信キャリアは、18歳未満のユーザーとスマホ契約する際は店頭などでフィルタリング設定をすることが義務とされています。時間制限も、これに準じた設定と考えることもできます。

スクリーンタイムを利用する(iPhoneの場合)

iPhoneにはiOSに「スクリーンタイム」という機能が搭載されています。

スクリーンタイムではiPhoneの使用時間を制限することができます。「休止時間」を設定してそのiPhoneを使わない時間帯を決めたり(許可したアプリと電話のみ使用できる)、アプリごとに1日あたりの使用時間を決めたりできます。

子供のiPhoneに時間制限を加えるのであれば、スクリーンタイムを利用するのが簡単です。

アプリを利用する

上記以外に、iPhoneやAndroidスマホで使える各種アプリを利用して、時間を制限することが可能です。具体的には下記で説明します。

中学生のスマホの時間制限におススメのアプリ6選

ここからは、中学生のスマホの時間制限に利用できるアプリを6つご紹介していきましょう。

保護者向け Google ファミリー リンク

Googleが提供しているペアレンタルコントロールシステムです。Androidスマホ専用アプリとして提供されています。

主な機能は、Google Playの利用制限、Webサイトやアプリの利用制限、利用状況の確認、位置情報の確認などで、これらに加えて利用時間管理ができます。

利用時間管理では、スマホの1日の総利用時間を設定することができます。総利用時間は曜日ごとに設定可能で、時間の上限を超えるとスマホがロックされます。また、特定アプリの利用時間も制限できます。

i-フィルター

有害サイトフィルタリングソフトです。iPhone用とAndroidスマホ用があります。

iPhone用アプリは、インストールすると有害サイトフィルタリングブラウザが使えるようになります。年齢に合わせて有害サイトをブロックできる他、曜日、時間帯ごとのインターネット利用、1日のインターネット利用時間を制限できるようになります。

Androidスマホ用アプリも有害サイトのフィルタリング機能を利用できます。その他に、個人情報を抜き取るような危険なアプリを起動前に警告する機能、アプリのフィルタリング機能、そしてインターネット利用時間の制限と、端末自体の利用時間の制限が設定できます。端末の利用時間制限は、曜日、時間帯ごとに制限をかけられるので、細かく子供のスマホ利用時間を管理したいという場合に便利です。

ParentKit

アプリ別に時間制限を設定できるアプリです。iPhone用(英語アプリ)です。

このアプリを使って制限できるのは、Appストアからインストールしたアプリすべて、iPhone標準ブラウザのSafari、YouTubeなどの動画メディアへのアクセス、カメラアプリです。それぞれ、使用を許可する時間帯を決めて設定します。

ユニークなのは、時間制限を施したアプリは、ロック中の時間帯になるとiPhoneのホーム画面からアイコンが消えることです。

その他に、レーティングを設定してアプリのインストールやアプリ内課金、Siriの使用、FaceTimeの通話などに使用制限をかけることもできます。

スマモリ管理ツール(保護者用)

子供のスマホ使用管理アプリです。iPhone用とAndroidスマホ用がありますが、以下の各種機能がすべて使えるのはAndroid版のみです。

主な機能はフィルタリング機能と見守り機能です。フィルタリングは、Webサイトとアプリに関して、有害なコンテンツをブロックできるというものです。設定のカテゴリで「中学校」を選べば、簡単にフィルタリングを設定できます。一方、モニタリング機能としては、使用状況レポートや位置情報確認、歩きスマホブロックなどが用意されています。

使用時間制限は、フィルタリング機能の中に含まれています。平日と土日それぞれについて、指定した時間帯にスマホ自体が使用できないよう使用時間制限をかけられます(ただし、電話、電話帳、SMSは制限対象外)。もしも使用制限中の時間帯でも使いたいアプリがある場合は、保護者がそのアプリを指定して設定できます。

なお、iPhone(iOS)版の場合、時間制限はスマモリ以外のアプリには適用できません。

TimerLock

設定した時間帯にスマホにロックをかけることに特化したアプリです。Androidスマホ用です。

このアプリの使い方は非常にシンプルです。ロック開始時間と終了時間を入力して「設定」をタップすると「解除用パスワード」の入力画面が現れます。そこに数字4桁のパスワードと、パスワードを忘れた場合の「秘密の質問文」を入力し、「設定」をタップすれば設定完了です。

その後は、設定したロック開始時間になると自動的にスマホ自体にロックがかかります。ロック中には電話の発信のみが可能です。

TimerLockは無料アプリですが、曜日ごとに異なる制限時間帯や、6桁のパスワードが設定できる有料版も用意されています。

Kidslox

日本語化されている海外製のペアレンタルコントロールアプリです。iPhone用とAndroidスマホ用があります。

iPhone(iOS)版では、ブラウザのSafariの起動、レーティング(年齢制限)で指定したアプリの起動、アプリ内課金、iTunes Store、iTunesパスワード、カメラ、Siriなどに利用制限をかけられます。

Android版では、すべてのブラウザアプリの起動、Google Playストアの起動、各ジャンルのアプリの起動、カメラの起動などに利用制限をかけられます。

時間管理は「スケジュール設定」で行います。たとえば「宿題の時間のスケジュール」を決めて、その時間帯には制限アプリの起動ができなくなります。

設定の仕方がやや複雑ですが、操作に慣れれば細かくアプリなどの使用時間を決めることができるでしょう。

中学生にスマホを持たせるときには、保護者がスマホやアプリを使う時間を制限することをおすすめします。ルールを決めてそれを守らせるという方法もありますが、アプリなどを使って約束した時間になったらロックをかけるなどをしたほうが、スマホを管理するストレスが少なくすむかもしれません。

ただ、アプリで時間制限をしたからといって、あとは一切管理しないというのも問題です。日頃から子供とコミュニケーションをとって、どのようにスマホやアプリを使っているのか、何か問題に遭遇していないか、制限について不満や不便なところはないかなどを聞くことも大事です。この記事を参考に、中学生にスマホを持たせる際の時間制限について考えてみてはいかがでしょうか。

※弊社は、上記アプリの動作、使用上の安全を保証するものではありません。あくまでも自己責任においてご使用ください。使用に際しては、アカウントの作成や料金が必要なアプリも含まれます。また、アプリの中には不適切な広告が表示されるケースもありますので、使用の際は保護者の方が一度確認されることをおすすめします。
なお、アプリの情報は執筆時点のものであり、アプリ名称や提供内容に変更が発生する可能性がございます。