子供スマホにルールは必須?定めておきたい3つの決まり

 「遊びに出かけるときは必ず行き先を告げる」「ゲームは1日1時間」など、しつけのためにいくつかのルールを設定しているご家庭も多いことと思いますが、「スマホ利用のルール」についてはいかがでしょうか?

スマホは便利な反面、トラブルの元がたくさん潜んでいます。そのトラブルを防ぐにはルールの設定が必要となります。今回は、スマホ利用の危険をおさらいしたうえで、家庭でどのようなルールを定めるべきか考えていきます。

スマホを持たせるときに決め事をしている人はどのくらいいる?

子供をお持ちの親御さん50人に対して実施した「子供にスマホを持たせるのは不安と感じますか?」というアンケート※1に「不安」「どちらかというと不安」と回答した親御さんは78%。

その理由としては、「有害サイトや課金サイトに簡単に繋がるので、トラブルになるのが一番心配です」(30代女性)、「スマホ自体は悪くはないのですが、子供なので判断できず、悪いことに使用したり巻き込まれたりしないかが不安」(30代男性)など。

さらに子供をお持ちの親御さん50人に「子供にスマホを持たせる際のルールは?」というアンケート※2を実施して、このようなトラブルを防ぐために何か対策をしているか調べたところ、ほとんどの家庭で何かしらのルールを設定していることがわかりました。

ではここからは、子供にスマホを持たせる際には本当にルールが必要なのか。必要としたらどのようなルールを設定すればいいのか考えていきましょう。

(※1、※2 2017年4月13日~4月14日 サムライト社によるWebアンケートの結果)

スマホを持たせる際、子供とのルールは必要

そもそも、ルールを設定する目的はスマホによるトラブルを防ぐためです。そこで、具体的にスマホにまつわるトラブルを挙げていきましょう。

まずはネット依存。常にインターネットに触れていないと不安を感じるようになります。端末を常にそばに置いていないと落ち着かず、趣味、運動、勉強、さらには睡眠時間まで削ってネットに没頭してしまうことも。

次に、課金問題。スマホでプレイできるアプリゲームに夢中になってしまい、高額課金をしてしまった事例もあります。国民生活センターの発表※3によると、未成年のオンラインゲームに関する相談では、契約購入金額の平均は23万円。プレイしているアプリが無料だと思っていたら一部有料だったり、少しだけと思って課金していたら気が付くと大きな金額になっていたりするため、注意が必要です。

さらに、危険性のあるサイトにアクセスして犯罪に巻き込まれたり、SNSいじめなどのトラブルに巻き込まれることも少なくありません。

正しく使えれば便利なスマホですが、一歩間違えば事件や犯罪に巻き込まれるきっかけとなります。また、被害者だけでなく、子供たちが加害者になってしまうケースもあります。

まだ判断力が未成熟な子供達がこのようなトラブルに巻き込まれるのを防ぐためには、親がルールを設定してあげることが必須となるでしょう。

※3 出典:国民生活センター発表(2013年)

実際に聞いてみた、スマホを持たせるときの子供とのルール

すでにご紹介した「子供にスマホを持たせる際のルールは?」というアンケートで最も多かった回答は「時間制限」。次いで「課金制限」「アクセス制限」と続きました。

時間制限をしている親御さんには、「食事中には使わない。1日1時間まで。歩きながら使わない。家族と会話する。」(40代女性)のように「使用時間を制限」している方と、「夜、10時以降は電源を切る。自分の部屋ではなく、リビングで使用する。」(30代女性)のように「時間帯で制限」している方の2通りに分かれました。

2番目に多く意見が寄せられたのは課金制限です。「課金をしないことや、ゲームやSNSをする際には時間を決めてやる」(30代男性)、「課金するようなアプリはとらない」(30代女性)のように決めることで、高額課金を防いでいます。

3番目に多く集まったのは「アクセス制限」をしているという声です。
「変な所にアクセスできないようにも最初に登録しておきたい」(30代女性)と、Webフィルタリング機能を利用してアクセス制限を徹底しているようです。

ルールは守るためにあるもの

アンケートを参考にすると、トラブルを防ぐためにスマホを持たせるときに定めておきたいルールは、「時間制限」「課金しない」「アクセス制限」の3つになります。

これらはもちろん口約束のルールでもいいですが、さらに徹底したければスマホの機能で強制的に制限してもいいでしょう。

TSUTAYAのスマホ「TONE」の「TONEファミリー」機能を使えば、時間制限やWebフィルタリングをすることが可能。また、課金につながるようなアプリのダウンロードを制限することもできます。

TONEコラムでは、親子で話し合いながらTONEを健全に利用している例について紹介しています。ルールを決める際はぜひこちらにも目を通してみてください。

※TONEコラム お客様インタビューはこちら

[編集]サムライト編集部