子供スマホの悪影響って?その実態と対策

 お子様の周りでスマホを持っているお友達が増え、「ウチの子にもそろそろスマホを持たせようかな」と考えている親御さんもいるでしょう。ですが一方で、テレビなどのニュースや知り合いの親御さんを通して、「スマホの悪影響」について耳にしたことがあるという方も多いはず。

大事なお子様にスマホを持たせるのであれば、不安の種はひとつでも取り除いておきたいところ。もしもスマホを持たせることで子供が悪影響を受ける可能性があるのであれば、予防策を講じなければなりません。

スマホは子供にどんな影響を与えるのでしょうか。この記事では、スマホが子供に与える影響を考えます。

子供がスマホを持つことによる悪影響でよく挙げられること

子供によるスマホ利用の問題としてもっともよく例に挙げられるのが、「スマホ依存」。「トークアプリのメッセージ通知が届いていないか、スマホを何度も確認する」「動画視聴サイトで動画をいつまでも見る」など、スマホの長時間使用が習慣化するような行動を続けると、いつしかスマホが手元にないと落ち着かなくなってしまう可能性があります。

食事中もスマホが気になって家族とのコミュニケーション量が減る、ベッドでもスマホを触っているせいで睡眠不足になってしまうなど、実生活への影響は大きいようです。

実際に聞いてみた「スマホ依存と感じることはありますか?」

実際に、子供を持つ親50名に「子供がスマホ依存だと感じたことはありますか?」というアンケートを実施※したところ、半数以上の27名が「ある」と答えました。

「ある」と答えた親御さんは、どんな理由から「子供がスマホに依存しているかもしれない」と感じたのでしょうか?

「食事中もスマホでトークアプリをチェックしていたので叱ったことがある」(20代女性)、「起きた瞬間から、寝る寸前までスマホをチェックし、さらにはトイレにまでスマホを持ち込んでいる」(50代女性)、「家族団らんの食事中でも、スマホのことばかりを気にして落ち着かない」(60代女性)。

朝起きてから夜寝るまで、食事中やトイレに入るときも、子供がスマホを一日中手放せないでいる様子から「もしかして、ウチの子はスマホ依存?」と心配になった様子。そんなお子様の様子を見かねて、思わず子供からスマホを取り上げたという方もいました。

(※2017年4月12日~4月13日 サムライト社によるWebアンケートの結果)

スマホを持つことは、悪影響ばかりではない

スマホ依存は子供にとって悪影響ですが、スマホ自体は悪いものではありません。むしろ正しく使えば、スマホは親子にとって便利なツールとして力を発揮します。

スマホの学習アプリがその一例。ゲーム感覚で学習に取り組めることから、子供が「勉強が楽しい」と思えるきっかけづくりに適しています。また、画面にタッチして実際に漢字を書いてみたり、英語の音声を聞いたりと、スマホならではの機能を活かした学習ができるのも魅力のひとつ。学校の勉強に抵抗感を感じているお子様でも、スマホのゲームであれば興味を示してくれるかもしれません。

また、もちろん習いごとや部活動の送り迎えの際の連絡手段としても活躍します。急な予定変更があったときなど、スマホを持っていない子供にはなかなか連絡がつきづらいことでしょう。

そのほか、GPS機能を利用すれば、子供の居場所をリアルタイムで確認することも可能です。子供が遊びに夢中になっていてメールの返信がないときでも安心です。

ルールを決めて、正しい使い方をしましょう

スマホのトラブルを回避し、メリットを受けるには、「親子でスマホの使用ルールを決めること」が大切です。

実際、アンケートで「子供がスマホ依存だと感じたことはない」と答えた方からは「スマホの使用時間に関するルールを決めている」という意見が多く聞かれました。

スマホを使ってもいい時間帯や上限の時間を決め、それを守ることができれば、スマホ依存は防げます。口約束のみでルールを徹底させるのが難しい場合は、子供向けの機能制限サービスのひとつ「使用時間制限機能」を利用してみるのがおすすめ。指定した時間帯以外はスマホにロックがかかり、スマホが使えなくなります。

子供向けの機能制限サービスは各キャリアによってサービスの内容や細かい仕様はさまざま。中でも代表的なものをひとつ挙げるとするならば、TSUTAYAのスマホ「TONE」が提供する見守りサービス「TONEファミリー」です。「TONEファミリー」はスマホサービスとして初めて東京都の推奨を受けており、「子供が安心して使える」という点ではお墨付きです。

スマホのメリットとデメリット、どちらの影響を受けるかは使い方次第。まずは親子でスマホの使い方に関するルールを決めましょう。また、子供がそのルールに慣れるまでは、子供向けの機能制限サービスを利用するとよいでしょう。

[編集]サムライト編集部