そもそもSIMフリーのスマホってなに？

20代から60代の男女50名に「SIMフリーのスマホの意味を知っていますか？」というアンケート※を実施したところ、以下のような結果になりました。

「知っている」…24名
「知らない」…23名
「使っている（使っていた）」…2名
「その他」…1名

「知っている」24名、「知らない」23名で半々という結果に。

「知っている」と答えた方は「SIMフリーのスマホの利用を考えていたことがある」（30代男性）、「身近に詳しい人がいて、以前いろいろ話を聞いたことがあった」（20代女性）と、自分で調べたり知人から教わったりしたというケースが多く聞かれました。

ちなみに「知らない」と答えた方からは「SIMフリーという言葉自体は聞いたことがあるが、意味は説明できない」（20代女性）、「なんとなく聞いたことはあるが、意味はよく分かっていないし、使おうと思ったこともないから」（20代女性）などの意見が挙がっています。

「SIMフリー」のスマホとは、「SIMカード」を自由に入れ替えできるスマホのこと。SIMカードとは、docomoやau、SoftBankなどで契約した時に発行される、電話番号などの情報が記録されたICカードで、これをスマホに入れることで、電話やインターネット接続ができるようになります。

SIMフリーのスマホが登場する前は、SIMカードは契約しているキャリアのみという制限がかけられていました。たとえば、docomoで購入した端末はdocomoのみ、auはauといった具合です。このようにロックがかけられている状態を、SIMフリーとは逆に「SIMロック」と呼びます。

このSIMロックですが、現在はロック解除が義務化され、「端末購入後、一定期間経過」など条件を満たせば解除できるようになりました。

また、近年は大手キャリア以外に格安の料金プランを提供する格安SIM・格安スマホの事業者が増えており、格安SIMの契約やSIMフリーのスマホの購入、さらには格安SIMとSIMフリースマホのセットである「格安スマホ」の契約もできますよ。

(※2017年5月18日～5月19日サムライト社によるWebアンケートの結果)

どんなメリットがあるの？

SIMフリーのスマホにはいったいどんなメリットがあるのでしょうか。ここでは大きく3つのメリットをご紹介します。

1つ目のメリットは、格安SIM・格安スマホ事業者と契約することで月額料金を抑えられること。大手キャリアから格安SIM・格安スマホに乗り換えると、月額料金がなんと3分の1程度になるという方もいます。

2つ目のメリットは、コストパフォーマンスがいいスマホを選べること。大手キャリアと契約する場合、キャリアで取り扱っている端末しか選べませんが、気に入ったSIMフリーのスマホに格安SIMを合わせることができます。

SIMフリーのスマホは1万円台から購入可能です。カメラや処理速度などの性能は控えめですが、主な使用用途が電話、SNS、インターネットなどであれば問題なく使えますよ。

3つ目のメリットは海外でも使えること。海外ではSIMフリーが当たり前というほど普及しており、旅行先の空港などで現地のプリペイドSIMカードを購入して、持っているスマホに入れるだけで使用可能となります。日頃から使い慣れたスマホを海外でも使うことができたり、海外データローミングなどよりも安く済ませられたりできますよ。

SIMフリーのスマホを購入する際に注意したいこと

SIMフリーのスマホを購入するときは注意したいのは「SIMカードのサイズ」と「周波数帯」。はじめにSIMカードのサイズですが、SIMカードには標準SIM、マイクロSIM、ナノSIMの3種類があり、端末によってサイズが異なります。契約した格安SIMのサイズがお持ちのSIMフリーに対応しなければ、SIMを変更しなければなりません。その際、変更手数料がかかってしまうので、注意しましょう。

また、SIMフリーの端末ごとに対応している周波数が違うため、こちらも確認が必要です。たとえば、docomoの周波数帯には対応しているけど、auの周波数には対応していないといった端末もあります。使いたいSIMの周波数帯と購入するスマホの対応周波数をよく確認するようにしましょう。