あらためて確認しよう! スマホのマナー

あらためて確認しよう! スマホのマナー

スマホ(スマートフォン)を利用するときはマナーを守るべき……というのは多くの人が意識していることだと思います。しかし、具体的にどんなマナーがあるのかをしっかりと把握しきれていない人もいるのではないでしょうか。今回はスマホを使うときに守りたいマナーについて、あらためて整理してお伝えします。

覚えておきたい! スマホのマナー

スマホの利用においては、一般的に次のようなことがマナーとされています。一つ一つ確認していきましょう。

歩きスマホをしない

スマホの画面を見ながら、あるいは操作しながら歩行するのは非常に危険です。ほかの人にぶつかる、階段を踏み外す、駅のホームから落ちるなどの事故が頻繁に起きており、大怪我につながることもあります。

歩きスマホをめぐるトラブルも多発しています。ぶつかったときに口論になるようなケースもあれば、中には歩きスマホをしている人にわざと体をぶつけてくる「当たり屋」や、持っているものを狙うひったくり、女性を狙って痴漢行為を働く者もいます。マナーであると同時に、自身の身を守るためにも歩きスマホは慎むべきです。

車や自転車の運転中に操作しない

自動車および原動機付自転車などを運転中にスマホを使用することは、道路交通法で禁止されています。手で持っている携帯電話などで通話をし、または画面を注視する行為は罰則の対象となります。

運転中のながらスマホが事故をまねく危険があるのは自転車も同様です。自転車の場合も同じ法律が適用され、その規定に基づいて、たとえば東京都では自転車の運転中にスマホでの通話や画面注視を禁じています。

最近は自転車にスマホホルダーを取り付ける人も増えています。ホルダーの取り付け自体は違反行為ではありませんが、走行中にスマホを操作したり画面を注視したりするのは交通違反にあたる可能性があるのでやめましょう。

音が気になるシーンではマナーモードにする

映画館や図書館、電車やバスなどの音が気になるシーンでは、スマホの着信音などがならないようマナーモードにしましょう。

映画の上映中に関しては、画面の光なども目立つため、以前は電源をオフにすることが推奨されていました。しかし、2020年12月1日に全国興行生活衛生同業組合連合会の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインが改定され、マナーモード設定が求められるようになりました。これは新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の稼働を妨げないためです。

電車やバス内で通話しない

電車やバスに乗っているときは、「通話はご遠慮ください」というアナウンスが流れます。車内で通話するときの声がほかの乗客の迷惑になる可能性があるためです。

乗車中に電話がかかってきたときは、iPhoneなら「テキストで返信」を選ぶことができます。Androidも機種やメーカーによって方法は異なりますが、着信時に同様の操作を行うことが可能です。

許可なく撮影しない

店内での写真撮影はお店の人の許可を得てから行うのがマナーです。洋服、本・雑誌の表紙など、商品はお店の財産のようなものです。店内や商品がディスプレイしてある様子も同様です。一言、声をかけて許可を得てから撮影しましょう。

また、Twitterやブログに投稿する予定があるときは掲載許可ももらいましょう。さらに、お店からの許可が得られても、ほかのお客さんの顔は写らないように気をつけてください。

撮影中は周囲に注意を払う

街頭などで撮影をするときも、基本的に他人の顔は写らないよう気をつけましょう。人の容貌・容姿には肖像権があり、みだりに撮影したり公開したりする行為は肖像権の侵害にあたる可能性があります。

更衣室や公衆浴場でスマホを触らない

更衣室や公衆浴場でのスマホ操作は、ほかの人に「撮影されているのでは?」という疑いを生じさせかねません。実際に撮影はしていなくても不快感を与える可能性があります。銭湯では、基本的に脱衣場・浴室内でのスマホの使用自体が禁止されています。

店内の注意書きやスタッフの注意に従う

店内でのスマホでの通話や撮影は、お店ごとにルールが決められています。銭湯の例のように操作自体が禁止など、業種やお店によって独自のルールが設けられていることもあります。店内の注意書きやお店の人の指示に従いましょう。

撮影が許可されていない場所で撮影しない

撮影禁止とされる場所は多く存在します。病院、空港の保安検査場・出入国審査場、自動車運転免許試験場、美術館、博物館などでは基本的に撮影が禁じられています。スーパー、コンビニ、ショッピングモールなどもおおむね撮影禁止です。写真やビデオを撮るときは、撮影許可されている場所であるか確認するくせをつけましょう。

食事中、過度にスマホを触らない

一緒に食事をしているときに相手がスマホを操作し始めるとその行為が気になる、不快に感じるという人は少なくありません。

食事中のスマホいじりが気になるのは、一緒に食事をしているのに相手を無視して一人の世界に没入する行為だからでしょう。食事中は、過度にスマホを触らないこと、やむを得ず使うときは相手に声をかけてから使用するのがマナーでしょう。

スマホ(スマートフォン)を利用するときはマナーを守ることを心がけましょう。また、子供にスマホを持たせるときなどは、マナーについてしっかりと教えることも重要です。

トーンモバイルのスマホでは、独自の見守り機能である「TONEファミリー」が利用できます。子供に持たせるスマホに対し、歩きスマホを検知して警告する設定や、ジオロック(指定した場所で端末をロックする)、ジオフェンス(あらかじめ設定しておいた場所に出入りすると保護者が通知を受け取れる)、使用時間の制限といった機能を利用できます。こうした機能を活用するのもスマホマナーを覚えさせるのに役立つでしょう。