スマホを購入して使用し始める前に必要なのが、初期設定の作業。これは、スマホを快適に利用するためには欠かせないものですが、スマホを初めて持つ方の中には、何を設定すればいいのか分からないという方もいることでしょう。

必要な設定を済ませていないと、その後の利用に不便を来す可能性もあります。そこで今回は、「スマホを使い始める前にやっておいたほうがよい初期設定」について解説します。

スマホユーザーに聞いた「スマホを購入した際、最初にやる設定は？」

20代から60代の男女50名に「スマホを購入した際に、最初におこなう設定はなんでしょうか？」というアンケート※を実施したところ、結果は以下のようになりました。

「データの移行」…23名
「電話帳の移行・引き継ぎ」…16名
「アプリをインストール」…8名
「その他」…3名

半数程度の方が回答し、最多となったのは写真や動画などの「データの移行」。次に、「電話帳の移行・引き継ぎ」、「アプリのインストール」が続きます。

これまで使っていた端末からの「引き継ぎ」を真っ先にする方が多いようです。ちなみに、ガラケーからスマホに替える際は、ほとんどの場合、microSDやPCを経由して、写真、動画、電話帳のデータを移せます。

AndroidはmicroSDを直接読み込み、端末にmicroSDの読み込み口がないiPhoneは、PCを経由する必要があります。キャリアによっては、買い替えの際に店頭でデータの転送をおこなってくれるケースもありますので、購入するときは一応、ガラケーを持参するのがおすすめです。

（※2017年5月18日～5月19日サムライト社によるWebアンケートの結果）

データの移行

携帯が単なる連絡手段としてのツールだけではなくなった今、端末の中に保存されている写真や動画は、消えたら困る大切なデータのひとつ。実際に、アンケートでも「最初におこなうのは写真、動画などの引き継ぎ。とても必要なものだから」（40代女性）、「データの引き継ぎをすれば前の端末と同じように使えるから」（30代女性）のように、スマホを購入したら真っ先にデータの移行をおこなうという方が半数近くいました。

大切な思い出の写真であれば、携帯を変えても、それまでと同じように端末に保存して持ち歩きたいもの。また、なかには、何か大事なメモを写真で撮って残しているという方もいることでしょう。

写真を見るだけのために、解約した昔の端末をいつまでも持ち歩くのは面倒なことです。新しい端末にデータを移動させれば、そんな煩わしさも感じずにすみますよ。