子供のスマホの利用時間制限って、
みんな何時を禁止にしてるの?
「ネット依存」や「スマホ依存」という言葉を目にすることも多くなり、トーンモバイルでも、保護者や学校の先生から、スマホの使い過ぎについて相談されることが増えました。
スマホの使い過ぎ対策として一番大切なのは家庭のルールですが、ルールを決めてもいつの間にかルールが守られなくなっているご家庭も多いようです。ルールに合わせて、スマホに「時間制限機能」を設定しておけばルールが守られなくなることも無いのですが、「何時から何時まで禁止するのがちょうどいいのか分からない」という保護者の声も聞きます。
そこで今回は、時間制限機能を賢く使いこなしているトーンモバイルの保護者の皆さんが、どのように時間制限機能を活用しているのか、見ていきたいと思います。
小中学生は、6割前後のご家庭で「22時~6時」のスマホの利用を制限しています。また、高校生は、4割前後のご家庭で「0時~5時」のスマホの利用を制限しています。朝5時に利用が許可されている高校生が多いのは、朝早くから部活などに行くためかもしれませんね。
また、日中の時間帯は小学生よりも中学生の方が制限されているのは、中学生になると保護者の目の届かないところでスマホを使うことが多くなることが、関係しているのかもしれません。
どちらにしても、トーンモバイルをご利用の保護者が、お子様の生活リズムに合わせてスマホを便利かつ安全に使えるように、賢く利用時間の設定をしている様子が伺えるデータだと思います。
専門家のコメント
兵庫県立大学 環境人間学部
竹内和雄 准教授
私が代表を務める「ソーシャルメディア研究会」は、兵庫県が主催するネット依存防止対策「オフラインキャンプ」をコーディネイトしています。キャンプにはネット依存やその予備軍の青少年が参加してくれますが、彼らと接する中で、ネット依存に陥ってしまってからの対策は難しいので、未然にどう防ぐかが重要だとわかってきていました。特に大切なのは「保護者の押し付けでなく、親子で話し合ってルールを決めること」「ルールを定期的に見直すこと」の2つです。そのあたりを効果的にサービスに組み込んでいる点が、時間制限機能が多くの家庭で活用されていることを示す今回のデータに反映されていると感じています。
所長コメント
最近は子供たちの間で対戦型のスマホゲームが流行っていて、それを夜中や明け方までやっている子も少なからずいます。「スマホは寝室に持ち込まない」などのルール作りが大切ですが、スマホの時間制限機能も一緒に使っていただきたいですね。トーンモバイルの時間制限機能なら、スマホ全体の利用制限に加えて、アプリ毎に「LINEは22時から7時まで禁止」や「YouTubeは1日1時間まで」などの柔軟な設定もできますので、ぜひお試しください。
(スマホあんしんラボ 所長 工藤)