子供にスマホを持たせる必要性は本当にあるのか

子供にスマホを持たせるか迷っているという親御さんの中には、子供にスマホを持たせる意味や必要性が本当にあるのか知りたいという方もいるかもしれませんね。

子供にスマホを持たせることで親子の生活が便利になったり、子供にとって良い影響があったりするならば、スマホの購入を決めるという方も多いでしょう。

この記事では、子供にスマホを持たせる必要性について考えます。

スマホは決して安い買い物ではありませんし、子供の生活にも少なからず影響を与えます。そこで、親子でしっかり理解して納得したうえで購入を決めれば、後悔も少ないはずです。

今では子供の2人に1人がスマホを持っている時代

以前、「子供の2人に1人は使っている!?スマホ普及率の実態」という記事の中で、子供を持つ親50名に「ご自身のお子様(若しくは周囲のお子様)はスマホを持っていますか?」というアンケートを実施(※1)しました。このアンケートでは、半数程度の方が「自分の子供はスマホを持っている」と答えています。

さらに、2016年におこなわれた内閣府の調査(※2)によると、スマホ利用率は年代別に、小学生は27.0%、中学生は51.7%、高校生は94.8%というデータも。

子供の年代に関わらず、スマホを持つことは珍しくないといえます。

※1 2017年4月12日~4月13日 サムライト社によるWebアンケートの結果

※2 出典:「平成28年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」(内閣府)

子供にスマホを持たせる必要性

では、親御さんは子供がスマホを持つことについて、実際どのように考えているのでしょうか。子供を持つ親50名に「子供にスマホは“絶対必要”だと思いますか?」というアンケートを実施(※3)しました。結果は、「必要」と答えた人は20名、「不要」と答えた人は30名。「不要」と考える親御さんのほうが多いものの、4割の方は子供にとってスマホは「絶対必要なもの」だと考えているようです。

「必要」と答えた方の多くは「スマホは今の時代を生きるうえでは欠かせないテクノロジーだから」という理由から、スマホが必要と考えていました。

「今や、スマホがないと不利。適切に使いさえすれば有益なものを、放っておく手はない」(40代男性)、「スマホを使えないと、将来仕事をするときにスキルが不足する」(30代男性)などの意見があるように、スマホを持つことは、子供がこれからの時代に必要不可欠なテクノロジーに触れる機会にもなります。

確かに、今は仕事をするうえでパソコンやインターネットに関するスキルは必要不可欠。そういったスキルを身に付ける前段階として、子供にスマホを持たせる「必要性」があるのかもしれません。

スマホは「不要」だと答えた親御さんの中からも「“絶対”ではないがあればいい」「“絶対”とは思わないが、かといって不要とは思わない」という声も上がっています。

「親としてはできれば持たせたくないが、子供が欲しいと思うのは子供用携帯よりもスマホ。ただ、視力の低下なども心配」(20代女性)のように、スマホの便利さや必要性はなんとなく感じてはいるけれど、悪影響のほうが気になり、持たせることをためらっている方もいるようです。

(※3 2017年4月12日~4月13日 サムライト社によるWebアンケートの結果)

スマホは連絡手段。どこにいても連絡を取り合えるようにするもの

また、アンケートでは「親が子どもの行動を把握しておくためにスマホは欠かせないと思う」(60代女性)という意見もありました。

今は、大きな災害や子供に関する事件がいつ起こってもおかしくありません。災害や事件のニュースをみて、子供の万が一の自体を想像したことがあるという親御さんも多いことでしょう。

親が子供に対する心配は常に尽きないもの。心配の種をひとつ減らすという意味で子供にスマホを持たせてもいいのかもしれませんね。

ただし、危険なこともあることはしっかり伝えましょう

とはいっても、長時間の使用が習慣化する、有害なWebサイトへアクセスするなど、使い方次第では悪影響がないとは決して言い切れません。お子様の判断力が十分でないうちは、親御さんの手で使用時間や使い方を管理してあげる必要があります。

そのためには、スマホを購入する前に、スマホの使用方法に関するルールを親子で決めておくとよいでしょう。また、各キャリアが子供向けに提供しているスマホの機能を一部制限するサービスを利用するのもおすすめです。

子供のスマホには必要最低限の機能だけ

これまでは子供に持たせるスマホはあらかじめ機能が制限された子供用スマホを選ぶというのが一般的でした。ですが最近は、あらかじめ利用制限のついた端末でない一般的なスマホ「フルスペックスマホ」を子供向けの機能制限サービスと一緒に利用するという場合も増えています。

子供の成長に合わせて制限を厳しくしたり緩めたりと、設定の自由度が高いのが良いところ。子供の成長段階によって端末を変える必要がなく、子供が大きくなったあとも継続して使えるので経済的です。

子供も使えるフルスペックスマホとして代表的なのは、TSUTAYAのスマホ「TONE」です。子供の成長に合わせて、インストールできるアプリの種類を増やしたり、アクセスできるWebサイトの範囲を広くしたりと、子供をしっかり見守りながらも自由度が高いスマホです。

スマホを持たせたばかりのころは必要最低限の機能だけを使わせておいて、成長に合わせて徐々に使える機能を増やしていくということもできます。

「必要」「不要」の2択ではなく、このような選択肢もあることを覚えておくとよいですね。

※トーンモバイル公式サイトはこちら

[編集]サムライト編集部