子供にスマホを持たせるとき、使用時間や使用方法など、親子で何か約束していることはありますか?
「子供のうちはスマホの利用にも何かルールや約束を設けるべきだとは分かっているけれど、どんな内容にすればいいのか分からない」と感じている人もいるかもしれません。
何のルールもないまま子供にスマホを持たせてしまうよりも、あらかじめ親子で守るべきことを決めておくと安心です。
この記事では、子供にスマホを持たせるときに、子供と交わすべき約束について考えていきます。
米国で話題、「スマホ18の約束」(一部抜粋)
皆さんは、一時期アメリカで話題となった「スマホ18の約束」をご存知ですか?
これは、2012年のクリスマスに、13歳のホフマン君にスマホを贈る際に、母親が「使用契約書」として渡した18のルールのことです。この約束が守れなければ、母親はスマホを取り上げると告げました。
以下、その内容を要点のみ一部抜粋して紹介します。
“パスワードは必ず教えること。”
“平日は夜の7時半に、休日は夜の9時半にスマホを返すこと。
“スマホをトイレや地面に落としたり、失くしたりした場合は弁償すること。お手伝いをしたり、誕生日プレゼントを犠牲にしたりするなどして、責任を取りましょう。”
“面と向かって言えないようなことは、この端末を通して言わないこと”
“公共の場では電源を切るか、サイレントモードにすること”
スマホは親の所有物であり、使用料金を払うのも親だということをはっきりと伝えたうえで、明確なルールを定める姿勢は非常に参考になりますね。
ママに聞いた。子供にスマホを持たせる際、約束はしていますか?
では、スマホを子供に持たせている日本の親御さんたちは、どのような約束事をしているのでしょうか。子育てを経験した親御さん50名に「子供にスマホを持たせる際、何か約束(決め事)はしていますか」というアンケートを実施※して調べたところ、子供と何かしらの約束をしている人は50名中37名。そのうち17人が、約束を守ってもらうため、キッズスマホなどの制限付きスマホを持たせていました。
約束事の内容でもっとも多く見られたのは「使用時間の制限」と「インターネットへのアクセスの制限」という約束。
中には、「スマホを持ちたいと言い出してからは半年以上親子で、スマホを持つメリット・デメリットを話したり、スマホトラブルに関するTV番組を一緒に見たりと十分に検討をした上で購入した。アプリロックの機能を利用し、父親の許可がなければアプリをインストールできないようにしてある。子どもの方が慎重に考えて使っているようだ」(40代女性)という声もありました。あらかじめ親子で十分に話し合い、購入を決めた家庭もあるようです。
(※2017年4月3日~4月4日 サムライト社によるWebアンケートの結果)
TONEの機能を使い、約束を守らざるを得ない状況を作ることもできる
このように、インターネットのさまざまなトラブルや「スマホ依存」を防ぐために、親子で使用方法に関するルールを決めることが大切です。しかし、とはいえ、好奇心やゲームの中毒性に負けて、子供がついルールを破ってしまうことも考えられます。そこで、子供向けにあらかじめ機能が制限された端末の利用も、ひとつの手として考えられます。
そこでおすすめしたいスマホがTSUTAYAのスマホ「TONE」。「TONEファミリー」機能を使うことで、Webフィルタリングの機能や、使用時間やアプリのインストールの制限機能が利用可能です。
このように、約束が守られるか不安な方は、端末の設定によって強制的に約束を守らせることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。そうして、徐々にスマホ利用についての家庭内ルールと分別を子供に教えていくとよいでしょう。
スマホが必要な理由を伝え、約束はみんなで守りましょう。
ただし、いくら子供のためとはいえ、子供の意見を聞かずに親だけの判断でさまざまなルールを設けてしまうのは考えものです。禁止されることで余計にやりたくなり、こっそりルールを破ってスマホを使うかもしれません。
そこで、親が子供に、スマホを与えた目的や理由、そしてスマホを使うときにはどうしてルールが必要なのか、きちんと説明してあげることが大切です。理由がはっきりとしていれば、少々窮屈なルールでも、きっと納得してくれるはず。
お互いに理解しあって、健全なスマホ利用ができるような約束を取り決めましょう。
[編集]サムライト編集部