何歳から? なぜ必要? 子供の携帯・スマホについて徹底解説

何歳から? なぜ必要? 子供の携帯・スマホについて徹底解説

子供に携帯やスマートフォン(スマホ)を持たせるとしたら、何歳くらいからが適切なのでしょうか。また、そもそも子供に携帯やスマートフォンが必要なのかどうかも気になるところです。ほかにも携帯電話とスマートフォンの違いやどちらの方が子供にとっていいのかなど、子供の携帯・スマートフォンについて解説します。

小学校低学年でも携帯やスマートフォンを所有

携帯電話やスマートフォンは、何歳から持つようになる子供が多いのでしょうか?

内閣府が公開している「令和元年度青少年のインターネット利用環境実態調査報告書」では、0~9歳の子供を持つ保護者を対象に、自分の子供のインターネットの利用状況やインターネット接続機器の種類について調査しています。

それによると、0~9歳の子供(2,225人)の中で「インターネットを利用している」子供の割合は57.2%で、半数を超えています。その割合は年齢が高くなるほど多くなっていて、3歳で50.2%、6歳で68.9%、9歳では実に79.9%がインターネットを利用しています。

次に「子供がインターネットを利用している」と回答した低年齢層の子供の保護者に対し、子供がどんなインターネット接続機器を使っているのか、それぞれの機器について自分専用のものかどうかという質問をしたところ、以下の結果が出ています。

まず、インターネットに接続する機器として最も多かった「スマートフォン」を使っている0~9歳の子供(695人)のうちの、5.5%が「自分専用のものを使っている」と答えています。ほかにも、「いわゆる格安スマートフォン」を使っている子供(84人)のうちの17.9%が、「機能限定スマートフォンや子供向けスマートフォン」を使っている子供(18人)のうちの77.8%が、「契約期間が切れたスマートフォン」を使っている子供(202人)のうちの34.2%が、それぞれ自分専用のものを使っています。

この中では、おそらく保護者が以前使っていたと思われる契約期間切れの古いスマートフォンを、自分のスマートフォンとして(Wi-Fiにつなげるか新規契約するなどして)使っている子供が多いのが目に付きます。

さらに、スマートフォン以外に携帯電話や、機能限定携帯電話・子供向け携帯電話を使っている子供も一定数います。

まとめると、幼い頃からインターネットを利用している子供はかなり多く、小学生くらいで自分専用の携帯電話やスマートフォンを持つようになる子供も相当数いることがうかがえます。

子供には何歳から携帯やスマートフォンを持たせるのが一般的?

上記の内閣府の調査によると、自分専用のスマートフォンを使用している割合は、8歳までは10%以下ですが、9歳は14.3%という結果が出ています。

子供に携帯やスマートフォンを持たせるタイミングとしては、小学3年生になると所持しはじめる子供が増えるということが参考になるでしょう。 自分の子供にもそろそろ持たせたいなと考えているのであれば 、同学年の友達が所持しはじめるタイミングが目安になりそうです。

ただし、スマートフォンを所持しはじめる年齢には地域によって差があることも考慮に入れておくべきでしょう。都市部で生活する場合、見守り機能などを重要視して比較的早く所持させたいと考える保護者も多く、一人歩きが増える小学校入学を機に携帯やスマートフォンを与える家庭もあるようです。

また、子供に携帯やスマートフォンを持たせる場合は、子供が使える機能を制限し、適切な使い方を教えながら、というのが大前提です。たとえばTwitter、Instagram、Facebook、TikTokなどのSNSは利用規約で年齢制限が設けられていて、いずれも13歳以上となっています(2020年11月現在)。コミュニケーションアプリのLINEも、利用推奨年齢という形ですが、12歳以上に設定されています。そのため、すべての機能を使える状態にして渡すのは好ましくないといえるでしょう。

なぜ子供に携帯やスマートフォンが必要なの?

ところで、そもそも子供に携帯やスマートフォンが必要なのか疑問に思う人もいるはずです。必要な理由を列挙してみます。

連絡手段として

まず挙げられるのは、塾や習い事に通う子供との連絡手段としての役割です。とくに共働きで、子供も遅くまで出かけているような場合は、連絡を取り合うために携帯やスマートフォンが活躍します。家に固定電話を引いていない場合はなおさらです。

災害時の緊急連絡用に

地震などの突発的な災害が起きたとき、すぐに子供と連絡を取りたいとなれば携帯やスマートフォンは必須です。GPSを使った居場所確認機能も大いに役に立ちます。

防犯ツールとして

連絡が取りやすく、居場所確認もできるので、携帯やスマートフォンは防犯ツールとしても役立ちます。防犯ブザーが付いた子供向けの携帯電話(みまもりケータイなど)や、子供の連れ去りなどに対応できるよう車や電車での移動を察知して通知する機能を備えた子供向けスマホもあります。

友達とのコミュニケーションのために

子供自身の需要が高いのはこの用途でしょう。中学生くらいになれば友達同士やクラスメート間でメールやLINEを使い、プライベートだけでなく学校関連の情報もやりとりするようになります。友達とのコミュニケーションツールとしても、携帯やスマートフォンは子供達にとって当たり前に使われるアイテムになってきています 。

子供用携帯と子供用スマートフォン(スマホ)どちらが主流?

キッズ携帯などと呼ばれる子供用の通信端末には、フィーチャーフォン(ガラケー)タイプのものと、スマートフォン(スマホ)タイプのものがあります。前者を子供用携帯、後者を子供用スマートフォンと呼ぶことにします。

子供用携帯は子供が使うことに特化して機能を絞ったフィーチャーフォンです。電話、メールなどの通信機能のほか、GPSによる居場所確認ができ、防犯ブザーを備えているなど防犯ツールとしての意味合いが強いのが特徴です。機能豊富というわけではないので小学校低中学年の児童向けで、子供が使う初めての携帯電話として選ぶ保護者が多いでしょう。

子供用スマートフォンは、大人が使う一般的なスマートフォンを子供向けにアレンジした製品が中心です。ウェブサイトが閲覧可能で、各種アプリもインストールできるなど多機能です。また、それらの機能を安全に使うための機能制限がされていて、居場所確認などの機能も追加されています。子供の成長に合わせて機能を制限する範囲をカスタマイズすることも可能です。スマホは小学校中高学年から持つケースが多いですが、小学校低学年からの使用であっても、制限を変えることで中学生、高校生まで継続的に使い続けられます。

子供用携帯電話の特徴

子供用携帯電話は3大キャリア各社が発売しています。主な機能は電話、メール、ショートメッセージサービス(SMS)、居場所確認などで、ウェブサイトの閲覧やアプリのインストールはできません。電話やメールも連絡先に登録してある相手とだけやりとり可能というのが一般的です。多くの機種が防水・防塵・耐衝撃仕様になっています。

用途としては緊急時を含む保護者との連絡、居場所確認機能を使った保護者による見守りがメインになります。機種によっては、子供が帰宅すると保護者のスマートフォンに通知が届く機能なども利用できます。防犯ブザーを引くとアラームが鳴るほか、保護者へも通知され、さらに有料の別途契約で警備会社の現場急行サービスも利用できるなど、最近では防犯機能が強化される傾向にあるようです。

子供用スマートフォンの特徴

現在販売されている子供用スマートフォンは、あまり種類は多くありません。ただ、子供向け専用端末ではなく、既存のスマートフォンに有害サイトの閲覧やアプリの起動を制限するフィルタリング機能などを付加して子供向けに変更するサービスも提供されています。

また、格安SIMが使えて子供用の設定ができるスマートフォン としては、「トーンモバイル」端末が挙げられます。

トーンモバイル端末は大人でも問題なく使える十分なスペックのスマートフォンですが、子供向けにモードを変更すれば保護者が許可したアプリのみが画面に並ぶようになります。フィルタリング機能、利用時間制限、居場所確認などの基本的な見守り機能に加えて、子供がよく利用しているアプリや閲覧しているウェブサイトの利用状況も確認可能です。よく行くエリア・歩きスマホ多発エリアのチェック、不適切な写真撮影のブロック、学校内など特定の場所でのみ不必要なアプリの使用を禁止する機能なども搭載しています。

子供用スマートフォンは、子供用携帯電話よりも多機能な分、用途も広くなっています。保護者の管理のもとであれば、LINEなどのコミュニケーションアプリも問題なく使用できます。

子供用の通信端末はスマートフォンより携帯が安全?

子供用携帯は最初から機能が絞られているため、基本的にサイト閲覧やアプリ利用ができる子供用スマートフォンよりも、安全性が高いと考える保護者もいます。

確かに、以前は子供にスマートフォンを持たせることに抵抗を感じる保護者も多かったのですが、フィルタリングをはじめとする対策が充実してくるにつれ、状況は変わってきています。現在の子供向けスマートフォンは、適切な設定をし、保護者による管理を徹底することで、子供用携帯と同様に安全に利用できるようになっています。

ただし、子供用スマートフォンの設定や管理は、スマートフォンの操作に慣れている人でないと難しい面があるのも事実です。多種多様な機能があって、細かく設定できたとしても、そのための操作が複雑かつ面倒であれば、保護者の負担が増すことになってしまいます。

しかし、この点でも最近の子供用スマートフォンは進歩しています。設定操作自体がわかりやすく簡単になっていることに加えて、子供の利用状況や行動、年齢によって、AIが最適な設定を提案してくれるといった機能が登場しています。

子供用携帯電話と子供用スマートフォンはどちらがいい?

子供用携帯と子供用スマートフォンのどちらがいいかは、通信端末に何を求めるかによって違ってきます。子供と連絡が取れて、今どこにいるのかがわかり、防犯ツールとしても役立つものが欲しいのなら、子供用携帯で事足りるでしょう。それに対し、ネットで検索して調べものをしたい、LINEなどのアプリを使いたいのであれば、子供用スマートフォンが必要ということになります。

子供用携帯はLINEが利用できないことと、保護者(家族)と通信キャリアが異なっていると居場所確認などの機能が使えないケースがあるのが注意点です。

一方の子供用スマートフォンは、各種制限をかけられるとはいえ、子供自身にもある程度ルールを守る気持ちやネットリテラシーが求められることに留意しなくてはなりません。だからこそ 、幼いうちからスマートフォンやネットとの適切な付き合い方を学べるとも言えます。子供用スマートフォンは、保護者がコントロールしながらサポートできるという意味で、スマートフォンを使うためのトレーニングの機会を与えるのに適しています。

iPhoneを子供用端末にしてもいい?

子供用として販売されているスマートフォンのほとんどは、OSにAndroidを採用した端末です。前出のトーンモバイル端末もAndroid端末です。では、iPhoneを子供用端末にすることはできないのでしょうか。

実は、iPhoneにはもともと子供用の端末を管理するための設定が用意されています。

まずは、「ファミリー共有」という機能を利用して子供をメンバーに登録し、保護者が自分のiPhoneで子供のiPhoneを管理できるようにします。次に、iPhoneの「設定」から「スクリーンタイム」⇒「コンテンツとプライバシーの制限」をタップし「続ける」⇒「これは子供用のiPhoneです」と進むと、子供が使うiPhoneやアプリやウェブサイトの利用状況をまとめたレポートを確認できるようになります。さらに、アプリの使用や使用時間の制限、休止時間の設定、通信・通話の制限、アクセスを許可・禁止するサイトの設定、iTunes・App Storeからの購入制限なども可能になります。

こうしたiPhoneでの設定を行う以外に、通信会社が提供している子供用のフィルタリングサービスを利用する方法もあります。有害なサイトやサービスを自動判定して利用しないようにしたいときなどにはこちらを使うのが便利です。

トーンモバイルの「TONE SIM (for iPhone)」は、SIMを挿すだけでiPhoneを安心・安全な子供用端末に変更できるというユニークなサービスを提供しています。SIMフリーの端末かドコモで購入したiPhoneであれば、iPhone 5s以降からiPhone 11までの機種に使用でき(ドコモ版のiPhone SE第2世代については検証中)、auやソフトバンクで購入したiPhoneでもSIMロックを解除すれば多くの機種で使用可能です。

iPhoneを子供用の端末にするメリット・デメリット

保護者がiPhoneを使っているのであれば、子供に持たせる端末もiPhoneにしたいと考える方も多いと思います 。操作方法などを教えやすく、トラブルの対処もしやすくなります。

「ファミリー共有」も便利です。ファミリー共有を利用すると、Appleから購入したアプリや音楽、映画、テレビ番組、ブック、サブスクリプションを共有できるという便利な機能が付いてきます。端末の位置情報を共有することで、居場所確認もできるようになります。

もしも保護者や家族が以前に使用していてまだ使える中古のiPhoneが余っているなら、それを子供用端末として再利用できます。新たな端末を購入する必要がなくなり、しかも格安SIMを使えば通信料金も抑えられるので、これも大きなメリットです。

デメリットとしては、3大キャリアで契約する場合などは、子供用携帯電話や子供用スマートフォンと比べて利用料金が高くなることが挙げられます。また、子供にiPhoneを渡す前に、保護者が適切に利用制限の設定や管理、家庭でのルール決めなどを行っておかないとトラブルに発展する可能性があるでしょう。

携帯やスマートフォンで子供の安全を守る方法

子供用携帯や子供用スマートフォンには、子供を守るためのさまざまな機能が盛り込まれています。子供の居場所を確認したり、何かあったときに通知が届いたり、保護者からもメッセージを送ったりすることが可能なので、機種によってどんなことができるのかをしっかりと把握し、これらを上手に活用していく方法を考えましょう。

同時に、ネットに潜む危険から子供を守ったり、スマートフォン依存を防いだりするための機能も用意されています。子供用携帯はそもそもサイト閲覧やアプリ利用などの機能が削られています。子供用スマートフォンの場合は、保護者が制限をかけて管理することができます。設定内容は、年齢などに合わせておすすめのものが用意されていて、テンプレート感覚で選べるようになっている場合が多いでしょう。それを実際に利用しながら、必要に応じてカスタマイズをしていけば、自分の子供によりマッチした設定が可能になります。

トーンモバイルの端末では、「親子の約束」という専用の用紙も用意されていて、そこにスマートフォンの各機能やアプリの利用時間などを記入できるようになっています。親子で話し合いながらそれらを決めて、端末のカメラを使って読み込むと、自動的に時間制限設定が反映されます。

また、iPhoneだけでなくAndroid端末にも「Google ファミリーリンク」などの子供を対象としたスマートフォン使用制限アプリがあるので、中古端末などを子供用端末にすることが可能です。これらで制限設定などを行うときは、最初に子供と一緒にスマートフォンを使う上での基本方針を決め、使用時間などに関するルールを細かく決めておくことが大切です。この親子共同で行う「最初のルール作り」が、のちのちの子供の携帯・スマートフォンとの付き合い方に大きく影響する可能性があるため、とても重要だといえるでしょう。

子供用携帯電話や子供用スマートフォン(スマホ)は、子供を守るツールとして役立てられます。子供が幼いうちにスマートフォンを持たせれば、スマートフォンとの付き合い方を学ばせることもできるでしょう。iPhoneを子供用端末にする場合は、簡単に子供向け設定ができるTONE SIM (for iPhone)を利用するのがおすすめです。詳しく知りたい方は、こちらの「TONE SIM (for iPhone)のご案内」をご覧ください。