「スマホの使用履歴をチェックを子供が小学生の頃からの習慣でやっていたので、中学生になってからもチェックしていたら、子供と喧嘩になった!子供が心配でやっていることなのに……」
子供にスマホを持たせている親御さんの中には、子供のスマホの使い方をしっかり管理している方も多いことでしょう。ですが、たとえ子供のことを想うゆえの行動であっても、多感な時期の子供には嫌がられてしまうかもしれませんね。
この記事では、子供の世代や年齢に合わせたスマホの管理方法とは何か、考えていきます。
子供にスマホは持たせている?
子供のスマホ管理方法についての現状を知るため、「子供にスマホを持たせていますか?」(複数回答可)というアンケート※を実施。小学校低学年26名、小学校高学年10名、中学生14名、高校生14名の子供を持つ50のご家庭から回答を集めました。以下にその結果を記します。
【小学校低学年】(26名)
「スマホを持たせている」…9名
「スマホを持たせていない」…17名
【小学校高学年】(10名)
「スマホを持たせている」…3名
「スマホを持たせていない」…7名
【中学生】(14名)
「スマホを持たせている」…10名
「スマホを持たせていない」…4名
【高校生】(14名)
「スマホを持たせている」…9名
「スマホを持たせていない」あるいは「子供が自分で契約をしている」…5名
小学生のうちは「持たせない」ご家庭、中学生からは「持たせる」ご家庭が多数派のようです。ではここからは、この結果をもとに、各世代で分けて解説していきましょう。
(※2017年4月12日~4月13日 サムライト社によるWebアンケートの結果)
小学生にスマホを持たせる際に注意したいこと
【小学校低学年】(26名)
「スマホを持たせている」…9名
「スマホを持たせていない」…17名
【小学校高学年】(10名)
「スマホを持たせている」…3名
「スマホを持たせていない」…7名
小学校低学年の子供にスマホを持たせているという親御さんからは「学校からの帰り道は人気(ひとけ)が少ないので、もしものときのことを考えて持たせている」(20代女性)という声が寄せられました。
小学生のうちは下校の時間も早いので不要と考えるご家庭も多いかと思いますが、誘拐などの犯罪が不安なら防犯目的でスマホを持たせてもよいですね。
また、もしインターネット上の有害サイトやスマホ中毒の問題などが心配なら、 WEBサイトの閲覧やアプリダウンロードを制限して、メールなど最低限の連絡機能やGPS機能などの防犯機能のみを利用するという手もありますよ。
中学生に持たせる際に注意したいこと
【中学生】(14名)
「スマホを持たせている」…10名
「スマホを持たせていない」…4名
中学生になると、「スマホを持っている」子供の割合がおよそ7割になり、全体的にスマホの所有率が高くなっていることがわかります。そのため親御さんは子供の「友達付き合い」も考えてスマホを持たせているようです。
そのため、アプリのインストールを厳しく制限するのではなく、SNSのアプリなど、子供が友達と連絡を取り合うために必要なアプリの使用は許可してもよいかもしれません。
ただ、まだまだ判断力が未熟なこの世代。違法行為につながるようなアプリや出会い系サイトなどへのアクセスは制限するのがおすすめ。また、友達とのやりとりに夢中になり、スマホ依存や夜更かしなどが起こらないよう、スマホを使っても良い時間帯などルールを設けてもよいですね。
高校生に持たせる際に注意したいこと
【高校生】(14名)
「スマホを持たせている」…9名
「スマホを持たせていない」あるいは「子供が自分で契約をしている」…5名
高校生になると、「連絡網がすべてスマホのトークアプリになった。スマホ無しではいられない」(40代女性)と、学校によってはスマホを持っていることが当たり前のこととして扱われる場合も。
そこまではいかなくとも、友達とのコミュニケーションのためにはもちろん、部活などで遠出する機会なども増え、スマホが必要になってくることは多くなるはずです。
まだまだ心配は尽きないかもしれませんが、この年齢になると、親が細かく管理すると、子供が不快な思いをする可能性も高くなります。一方的にルールを押し付けるのではなく、子供のプライバシーや意思を尊重しながら、親子で一緒にスマホの使い方について考えるようにしましょう。
ただし、SNSなどにはむやみに個人情報を書き込まないなど、子供がネットトラブルに巻き込まれないための最低限のルールは守らせることは忘れずに。
世代に合わせて注意を促しスマホと上手に付き合えるようにしましょう
子供の年代によってスマホの使用目的はさまざま。それに合わせて、親が子供のスマホを管理するときに注意すべきことも異なります。小学生のうちはあらかじめ制限が設けられた子供用携帯を持たせ、中学生や高校生になったタイミングで一般的なスマホに切り替えるという方もいるかもしれません。
ですが中には、小学生、中学生、高校生、そしてそのあともずっと使い続けられるスマホもあります。そのひとつがTSUTAYAのスマホ「TONE」。子供の年齢や家庭のルールに合わせて、制限の範囲を変えられます。
子供の成長に合わせて、そのときの子供にとって必要な管理方法をとってあげましょう。
[編集]サムライト編集部