中学生にスマホを持たせるメリット・デメリット

中学生にスマホを持たせるメリット・デメリット

中学生になる子供にスマホ(スマートフォン)を持たせようと考えているけれど、スマホ利用に伴うリスクが気になる……という保護者の方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、中学生にスマホを持たせるメリットとデメリットについてまとめてみました。

中学生にスマホを持たせるメリット

まず中学生にスマホを持たせるメリットから見ていきます。以下のようなことが挙げられるでしょう。

居場所確認ができる

位置情報が共有できるアプリを使えば、子供のスマホの位置情報を保護者のスマホで確認できるようになります。現在地を確認するほかに、過去の位置情報の履歴をたどることも可能です。子供が遅くまで部活に励んでいたり、塾や習い事に通っていたりする場合など、居場所をいつでも把握できるので安心感が得られます。

緊急連絡手段の確保

スマホを持たせていれば常日頃の連絡ができるのはもちろん、何かあったときの緊急連絡手段としても活用できます。とくに地震などの災害時には、家族同士で連絡を取り合ったり、位置情報を送信したり、災害用伝言板サービスを利用したりするのにスマホが役立ちます。

ITリテラシーが高められる

スマホの利用はIT社会に順応するための入り口となります。スマホを使って利用できるサービスは急増しており、これらを通じてITやインターネットの上手な使い方を学べます。あるいはセキュリティ問題やトラブルなどのリスクについても認識を高められるでしょう。

コミュニケーション能力がつく

メールやLINEなどのコミュニケーションアプリ、TwitterなどのSNSを通じたコミュニケーションの方法やマナーを学べるのもスマホを持たせるメリットと言えます。直接、顔を合わせてのコミュニケーションももちろん大切ですが、現在ではネットを介したコミュニケーションも重要度が増しています。

情報収集能力がつく

スマホがあればネットを使って情報を検索し、収集することができるようになります。わからないことがあれば自分で調べるという習慣も身につけられるでしょう。こうした情報収集能力は勉強に活かすこともできます。

中学生にスマホを持たせるデメリット

一方、デメリットはどうでしょうか。こちらも列挙していきます。

スマホ依存のリスク

スマホを使いこなすようになると、徐々にスマホがいつも手元にないと落ち着かないといった状態になることがあります。食事中や就寝前の布団の中でもスマホをいじってしまうようになり、夜遅くまでスマホを見ているために睡眠不足に陥るケースも見られます。中学生くらいの子供は大人に比べて自制心が効きづらく、依存症になるリスクが懸念されます。

SNSなどでトラブルに遭う可能性がある

SNSやLINEなどは多くの人とつながってコミュニケーションができる反面、何らかのトラブルに遭遇したり巻き込まれたりするリスクもはらんでいます。いじめ、個人情報の流出、自分の投稿が炎上、他者への誹謗中傷、著作権侵害、だまされて裸の写真を送らされるなどの自画撮り被害、アカウントの乗っ取りなど、現在はトラブルの種類も増えています。使い方には十分な注意が必要です。

視力が低下する可能性がある

スマホ使用と視力低下の相関関係についてはいくつか異なる意見がありますので、一概にはいえませんが、ブルーライトなどが視力に影響する可能性があります。スマホに向かっている時間が長い、瞬きが少ない、極端に近い距離でスマホを見てしまうなどの行動は目の負担になることがあります。

成績に影響する可能性がある

スマホを長時間使いすぎてスマホ依存のような状態になれば、勉強をする時間が削られて成績にも影響が出てくる可能性があります。また、スマホにLINEなどの通知があると、勉強中でも気になってチェックしてしまうなど集中力を欠いてしまう子供もいます。

費用が保護者にとっての負担になる

Wi-Fiに接続することなく、通常のモバイル通信で動画などを長時間見るなどして通信速度制限がかかってしまうと、解除するためには追加料金が必要になることがあります。
また、費用という点では、ゲームアプリなどへの課金もよく問題になります。スマホによる支払い方法の設定を管理していないと、中学生が動画やゲームに夢中になりすぎた結果、課金をし、あとで高額な請求をされるなどのトラブルが発生する可能性もあります。そのような事態になった場合も、保護者が責任をもって対応しなければなりません。

 

中学生のスマホ利用におけるリスク対策

中学生にスマホを持たせるときは、スマホ利用のメリットはそのままに、デメリットやリスクは最小限に抑えるような対策を施すことが重要です。以下、有効な対策をご紹介します。

ルールを決める

中学生のスマホ利用に際しては、事前のルール決めが必須と考えましょう。1日にスマホを使用してよい時間帯と場所を決める、夜○時以降はスマホを保護者に預ける、LINEやSNSで連絡を取り合うのは実際に会ったことのある人のみにする、そのほかの禁止事項、注意すべきこと、ルールに反したときのペナルティなどを子供と話し合って決めましょう。

保護者が利用制限をかける

子供のスマホやアプリの利用制限も必ずしておきたい設定です。たとえばトーンモバイルのスマホでは「TONEファミリー」というサービスが利用できます。このサービスを使えばアプリの利用制限、アプリ利用状況の確認、有害サイトのフィルタリングなどが行えます。子供のスマホの位置確認も利用できるので便利です。

さらに、「TONEあんしんAI」というAIを使った技術により、歩きスマホの感知や自画撮り被害のブロック、子供のスマホの利用状況のレポートなどの高度な機能も利用できます。

格安SIM・格安スマホで利用料金を抑える

スマホにかかる費用については、格安SIM・格安スマホにすれば毎月の利用料金や端末代金も節約できます。

たとえばトーンモバイルのスマートフォン端末を使った基本プランはデータ通信量に関係なく月額1,100円からです。また、アプリ内課金を禁止する設定も「TONEファミリー」を使って簡単に行えます。

中学生にスマホを持たせることには多くのメリットがあります。適切に対策し、デメリットを軽減しましょう。リスク対策と有効なトーンモバイルが提供する「TONEファミリー」についてもっと詳しく知りたい方は、「TONEファミリー(トーンファミリー)のご案内」もご覧ください。