「子供が歩きスマホをしていたせいで、転んで怪我をしてしまった」「毎晩遅くまでスマホゲームに夢中になって夜更かしをしている」。スマホは便利な反面、使い方に気を付けていないとさまざまなトラブルの原因になってしまいます。
とはいえ、そのような問題点を考えても、スマホはそれ以上の利便性を持っています。歩きスマホやスマホ依存などの問題を事前に防いだり、解決したりする方法は何かないものでしょうか?
この記事で一緒に考えていきましょう。
世の中で問題視されている「子供たちのネット(スマホ)依存症」
「全国で51万人以上」。これは、日本大学医学部の研究チームが2012年におこなった調査で「インターネット依存」と判断された中高生の数です。
子供にスマホを持たせる親ならば知っておきたい、「インターネット依存・スマホ依存」の現状。子供にスマホを持たせている親御さんたちは、お子様のスマホの使い方についてどのような印象を抱いているのでしょうか?
そこで実際に、子供を持つ親50名に「子供にスマホを持たせる際『スマホ依存になってしまうのでは』と考えたことはありますか?」というアンケート※を実施しました。
すると驚くことに、50名中46名の方が、「子供がスマホ依存になってしまうのではないかと考えたことがある」と答える結果に。「動画を視聴するときや、ゲームをするときなど、時間を決めているにもかかわらず、なかなか守らない」(30代男性)、「朝起きたときから、トイレ・お風呂にまで必ず持って行く」(40代女性)、とスマホを手放せなくなっているお子様の様子から、スマホ依存を心配している親御さんが多いようです。
(※2017年4月13日〜4月14日 サムライト社によるWebアンケートの結果)
ネット依存症とは?5個以上「はい」の子供がネット依存症の可能性あり
上で紹介した日本大学医学部の研究チームによる調査は、全国の中高生に、ネット依存度をはかる8項目の質問に答えてもらい、その結果から「インターネット依存度」を測定したというもの。調査では、8項目のうち5項目以上が当てはまれば、ネット依存が強く疑われる「病的な使用」であるとされています。
調査に使用された質問8項目は、以下の通り。お子様と一緒に確認してみましょう。
Q1. あなたはインターネットに夢中になっていると感じていますか?(たとえば、前回にインターネットでしたことを考えたり、次回インターネットをすることを待ち望んでいたり、など)
Q2. あなたは満足をえるために、インターネットを使う時間をだんだん長くしていかねばならないと感じていますか?
Q3. あなたは、インターネット使用を制限したり、時間を減らしたり、完全にやめようとしたりしたが、うまくいかなかったことがたびたびありましたか?
Q4. インターネットの使用時間を短くしたり、完全にやめようとした時、落ち着かなかったり、不機嫌や落ち込み、またはイライラなどを感じますか?
Q5. あなたは、使いはじめに意図したよりも長い時間オンラインの状態でいますか?
Q6. あなたは、インターネットのために大切な人間関係、学校のことや、部活動のことを台無しにしたり、あやうくするようなことがありましたか?
Q7. あなたは、インターネットへの熱中のしすぎをかくすために、家族、学校の先生やその他の人たちにうそをついたことがありましたか?
Q8. あなたは、問題から逃げるために、または、絶望的な気持ち、罪悪感、不安、落ち込みなどといったいやな気持ちから逃げるために、インターネットを使いますか?出典:未成年者の喫煙・飲酒状況に関する実態調査研究
(http://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do?resrchNum=201222027A)
個人情報の発信や長時間使うようなアプリの使用はできるだけ制限した方が良い
子供がスマホを使ううえで気をつけなければならないことは、ネット依存だけではありません。たとえば、知らない人とも簡単につながることのできるSNSやトークアプリを使うとなれば、子供の個人情報が漏れてしまう恐れも。インターネットもSNSも、上手に使えば子供の世界を広げてくれる素晴らしいツールですが、ハマり過ぎたり、誤った使い方をしたりすると、子供の身を危険にさらしかねません。
「個人情報を公開するようなアプリはあらかじめダウンロードを制限する」「長時間夢中になってしまうような動画やゲームなどのアプリは、使ってもいい時間を決めておく」のように、子供が正しい使い方をできるよう、親の手できちんと管理してあげることが大切です。
TONEのスマホでスマホ依存やその他の問題から子供を守りましょう
子供がスマホに慣れてネットの利便性と危険性の両方を理解できるようになるまでは、Webフィルタリングなど子供向けの機能制限サービスを利用することも、ひとつの手。子供にスマホを持たせたいと考える親御さんが増えてきたことを受け、最近は子供向けスマホサービスが数多く登場しています。
TSUTAYAのスマホ「TONE」もその中のひとつ。TONEの端末は、全国子ども会連合会の推奨商品に認定されており、子供が安心して使える見守り機能「TONEファミリー」は東京都を含む九都県市から推奨されています。
子供がダウンロードするアプリを親が決められるアプリリクエストの機能や、指定された時間帯以外はスマホが使えなくなるロック機能、歩きスマホを感知して警告メッセージを表示する機能など、子供を守るための機能が充実。お子様がスマホの正しい使い方を学べるように、TONEのさまざまな機能が親御さんやお子様をサポートします。
子供たちの健全なスマホライフへの道は、親御さんが切り開いてあげましょう。
[編集]サムライト編集部