子供が小学生・中学生にもなると、毎日の登下校に加えて外遊び、習い事、塾といったように行動範囲が広がってきます。親の目の届かないところで子供と連絡が取れないと不安になるもの。そのため、子供が小学校・中学校に進学するのを機に携帯電話やスマホを持たせたいという方も多いでしょう。
しかし、子供用携帯・スマホは多種多様な種類が出ており、各種機能も充実。どこに着目していいかなかなかわからないかもしれませんね。
そこでこの記事では、子供用携帯・スマホに外せないオススメ機能20選をご紹介します。ぜひ、子供用携帯・スマホを選ぶときに参考にしてみて下さい
1.通話機能
まずは携帯・スマホである以上、どの機種にも備わっている通話機能。災害や事故、病気、怪我など緊急時の連絡手段となります。仕事が遅くなる時の子供への連絡や、習い事・塾の送り迎えの連絡としても使えますよ。
さらに、スーパーや大型施設に子供を連れて行った時でも携帯・スマホでで通話ができれば迷子の心配を減らせるかもしれません。携帯・スマホの通話機能は日常的な連絡から緊急時の連絡まで幅広く対応してくれます。
また、子供用携帯・スマホは110番や119番など緊急通報に対応しているものもありあります。事件や事故に合った時の対処はあらかじめ教えておきましょう。
2.SMS
SMSとはショートメッセージサービスの略で、電話番号でメッセージのやり取りができるサービス。多くの子供用携帯・スマホでは、ひらがなやカタカナに加え、小学6年生までの学習漢字、定型文からかんたんにメッセージを作成できるようになっています。
SMSを送るうちに「は」と「わ」や「お」と「を」の使い分け、漢字変換などを自然に覚えることでしょう。絵文字や顔文字が使えるのもうれしい機能ですね。
また、子供の帰宅やスマホの電池が切れそうであることをSMSで通知してくれるサービスがある子供用スマホもあり、子供とのメッセージのやり取り以外にも便利に使えます。
3.電話帳
連絡先を登録できる電話帳機能。一般的な携帯・スマホの登録件数は1000件以上、無制限の機種もあります。
一方で子供用携帯・スマホは、登録は10件のみなど上限が決められており、登録されていない相手からの電話・SMSは受け付けないという制限がある端末も。両親や祖父母、学校、塾など親が知っている登録先以外とは通話・SMSができないので、ホームページ経由などで知り合った大人と子供が連絡を取る心配がありません。
4.防犯ブザー
防犯ブザーは大音量の音が鳴り、周囲に危険を知らせる防犯グッズ。防犯や抑止力として期待できます。ランドセルの肩紐に付けている小学生も多いことでしょう。子供用携帯・スマホの多くにもこの防犯ブザー機能が付いています。
なかにはただ音がなるだけではなく、ブザーを鳴らすと同時に警備サービス会社および親に連絡が入り、必要に応じて最寄りの緊急対処員が子供の元へ駆けつけてくれるサービスもあります。子供の防犯ブザーの誤作動が気になる方は、警備サービス会社への連絡は行かず、親のみに連絡されるように設定することもできますよ。
子供用携帯を防犯ツールとして持たせるなら、ぜひとも付けておきたい機能です。
5.ライト
秋口から冬は日が短くなり、子供が部活動や習い事を終えて帰宅するころには外は真っ暗になります。街灯が少ない道が通学路の場合は、不審者がいるのではないか、自転車や車と事故に遭ってしまうのではないかと親御さんも心配なことでしょう。
携帯・スマホのライトを使えば、周りに自分の居場所を知らせられるので、事件や事故を未然に防げます。子供用携帯の中には点滅するサイドライト機能のある機種もあり、暗い夜道でも安心。不審者が潜んでいても早めに発見して携帯・スマホの防犯ブザーを鳴らせば、犯罪に巻き込まれるリスクはぐんと下がります。
6.GPS
GPSは人工衛星を利用して現在位置を把握できる機能。スマホの地図アプリやカーナビなどで使っている方も多いことでしょう。子供用携帯・スマホにもGPS機能が内蔵されており、子供がどこで何をしているのかを親がかんたんに把握できます。帰りが遅い時にどこにいるのか、習い事や塾など目的地にちゃんと着いているかなど放課後の居場所を確認できると安心です。
現在置情報の確認以外にも、移動した経路や行動履歴がわかるサービスや子供が指定したエリアへ出入りしたときに自動で通知してくれるサービスもあります。
親の目の届かない範囲の危険は、GPS機能で対策をしましょう。
7.必要な機能だけに絞る
子供用携帯・スマホは通話やSMS、防犯機能だけ、と、親の判断で機能を制限することも可能です。
まだまだインターネットやアプリを使いこなせないと感じるならば、一旦親の手で制限をかけておくという判断もあり。ゲームに夢中でスマホ依存になるリスクも減らせます。子供の成長と希望に合わせて、徐々に機能を解放していきましょう。
8.防水・防塵(ぼうじん)・耐衝撃
遊び盛りで落ち着きのない子供たち。雨の中走り回ったり、砂場で飛び跳ねたり、飲み物をこぼしたり。そんなときでも子供用携帯・スマホが防水・防塵対応であれば壊れる心配はありません。
また、よく転び、よくモノを落とす子供たちのために、防水、防塵だけでなく衝撃に強い「耐衝撃」の端末も持たせたいところですね。
9.持ちやすさ
手の小さい子供にとっては、持ちやすさは重要な要素。大きすぎず、角が丸まっていると子供でも持ちやすく、さらに外装がつや消しになっていると手触りがよく滑りにくいのでオススメ。
本体にストラップを付けられる端末なら、操作中に落とす心配も減らせます。特定の人への通話やSMSだけなど機能を制限しているならば画面が小さくてもそれほど気にならないので、画面の大きさよりも持ちやすさ重視で選んでもいいでしょう。
10.操作や設定がわかりやすい
持ちやすさに加えて、使いやすさももちろん大事。誰だって、操作方法がよくわからない機械を持ち歩こうとは思いません。子供用携帯・スマホの操作はわかりやすいものが多く、ワンタッチで通話可能な機種も。親御さんの電話番号などよく使う連絡先を登録して、さらに使いやすくカスタマイズしてあげるのもおすすめ。
電話帳や定型文、目覚ましなどの設定は、アプリを使って親のスマホから簡単に編集ができるものもあります。子供に変えられたくない設定は暗証番号で管理できますので、防犯ブザーやGPS、アプリ制限などには暗証番号を設定しておきましょう。
また、メニューをひらがなから漢字表示にもできますので、子供の国語学習の手助けに使うのもひとつの手ですよ。
11.待ち受けが選べる
普段使いするにあたって、やはりビジュアルは大事。待ち受け画面を人気キャラクターに変更してあげると、きっと子供たちは大喜びです。
子供用携帯・スマホは機能制限ができるのが良いところでもありますが、待ち受け画面を自由に変更できる端末を選んで、ささやかな楽しみを与えてあげることも大切です。
12.電池パックのフタが取り出しにくい
時計や携帯を子供たちに分解された経験はありませんか?好奇心旺盛で、機械の分解が好きな子も多いですが、それでいつの間にか電池パックをなくされてしまっては大変です。
子供用携帯・スマホには電池パックが専用の工具でしか取り出せない端末もあり、子供や第三者が故意にフタを開けることを予防できます。また、子供が端末を落としたときに電池パックがどこかに飛んでいくこともなくなりますよ。
専用の工具は子供の目の届かないところに大切に保管しておきましょう。
13.補償サービス
補償サービスとは、毎月一定額を支払っておくことで、携帯・スマホの故障や紛失、盗難などトラブルが起こったときに手厚く対応してくれる有料サービスです。
具体的には、トラブルに遭った場合に、同一機種・同一色の携帯・スマホを指定した住所への配達してくれたり、店頭での預かり修理の値引きなどをおこなってくれます。
端末が水漏れなどでまったく使えなくなってしまった場合、補償サービスに入っていなければ端末代を再度払うこととなり、大きなコストに。毎月数百円の負担は増えますが、万単位の修理代金を考えると、安いものです。
14.災害時のサービス
大規模災害発生時に、子供と離れていると安否がとても気になります。しかし、災害時は回線が大変混雑するため、電話をかけてもつながりにくいもの。そんなときは各キャリアが提供する「災害用伝言サービス」を活用しましょう。震度6弱以上の地震など大きな災害が発生した場合に利用できるサービスで、音声もしくはメッセージの登録・確認ができます。
「災害用伝言板」を使うにはインターネット接続が必要なため、子供の携帯・スマホにインターネット制限をかけている場合は「災害用伝言ダイヤル」を使いましょう。番号の「171」を電話帳に登録しておくのがおすすめです。
毎月1日、15日や1月1日〜3日などに災害時以外でも体験ができるので、事前に家族で予行演習をおこない、いざというときにあわてないようにしておきましょう。
15.フィルタリング
スマホといえばインターネットの海に自由にアクセスできるのが大きな特長ですが、その中にはアダルトや暴力、飲酒・喫煙といった子供に悪影響を及ぼす情報が多いのも事実。さらには、SNSやインターネット掲示板などで知り合った人から誘い出しを受けて、性的被害を受けるケースも近年は増えています。
こうしたトラブルから子供を守ってくれるのがWebフィルタリング。有害なサイトへのアクセスを自動でブロックしてくれるサービスです。年齢やリテラシーに合わせてレベルの強度を設定したり、許可するサイトを個別登録したりもできますよ。
16.アプリ使用制限
アプリ使用制限は、子供に持たせるスマホのアプリ使用を親が制限できる機能。アプリの中にはインターネットと同様、子供たちの健全な育成を妨げるものや、ウイルスのあるものも含まれています。そのため、アプリのダウンロードにも親が制限をかけられるとより安心ですね。
ゲームアプリに夢中になって勉強をしなかったり、知らぬ間にアプリ内課金をされてしまったりといった事態も、アプリ使用制限機能で防げます。
17.利用時間制限
携帯・スマホの利用時間制限は、「1日◯時間まで」「◯時から◯時まで」と、子供に携帯・スマホを使わせる時間帯や1日のトータル利用時間を設定できる機能です。スマホの利用時間を設定することで、時間を忘れてスマホに夢中になることがなくなり、日常生活がおろそかになりません。勉強や読書をする習慣が身に付き、夜更かしも防げますよ。
子供と携帯・スマホの使用ルールについてよく話し合い、フィルタリングやアプリ制限と合わせて利用し、子供の成長に合わせて都度見直すようにするといいですね。
18.不適切な文章を警告
携帯・スマホを使ってSNSやWebサイトの掲示板などに人の悪口や誹謗中傷を書き込む、あるいは無料通話・メールアプリのグループで特定の人だけ仲間はずれにして情報を共有しないなどインターネット上のいじめが問題になっています。
こうしたネットいじめは被害者になるだけでなく、軽はずみな気持ちで書き込んでしまったために加害者になってしまうことも。自分の子供が加害者にならないためにもインターネットを利用するマナーを身に付けさせたいところです。
そこで有効なのが、不適切な言葉を入力すると警告してくれるサービス。「ムカつく」「バカ」など子供に使ってほしくない言葉が入力されると警告メッセージが表示されます。親は入力された不適切な言葉の履歴を見られるため、傷つく言葉を使っていないか確認することも可能です。
SNSやメールは文字だけのやり取りだからこそ、送る前に相手の気持ちを考えさせるのが大切。スマホの利用と合わせて、子供にネットリテラシー教育をしましょう。
19.歩きスマホ検知・警告
スマホを見ながら歩いたり、自転車に乗ったりする歩きスマホ。この歩きスマホによる事故が年々増加しています。東京消防庁のホームページ(※)によると、東京消防庁管内では、平成24年から平成28年までの5年間で歩きスマホ等にかかわる事故により、少なくとも193人が緊急搬送されています。なかでも平成28年は50人と過去5年間で最も多い人数が搬送されたとのこと。
歩きスマホは人や物にぶつかったり、道路の段差で転んだり、下り階段に気づかず落ちたりと大きなケガにつながる可能性があります。また、自転車に乗りながらの操作で歩行者にケガを負わせてしまうなど加害者になってしまう恐れも。
ついついやってしまうの歩きスマホに有効なのが、歩きスマホを検知すると警告してくれるサービスです。歩きスマホを検知するたびに警告画面が表示されます。これなら、いつまでもスマホの画面を見つめっぱなし、ということはできません。
20.ウイルスチェック
携帯・スマホを狙ったウイルスは世界中で年々増加傾向にあります。もし、端末がウイルスに感染してしまうと個人情報の抜き取り、盗聴・盗撮、遠隔操作、危険なサイトにアクセスさせるといった危険性があります。
フィルタリングやアプリ使用制限をかけていても、ウイルスは日々進化しているため、ウイルスに感染してしまう可能性はゼロではありません。そこで危険なサイトやアプリから守ってくれるウイルスチェックのサービスを利用すると、より安心。
ウイルスチェックサービスでは、アプリを新規インストール・アップデート時に自動的にスキャンし、ウイルス感染を未然に防いでくれます。また、ワンクリック詐欺など危険なWebサイトへのアクセスもブロック。
子供や家族の個人情報を危険にさらさないためにも、ウイルスチェックサービスへの加入をおすすめします。
どう育ってほしいか、どのような危険から守りたいか考える
大切なのは、手段と目的を混同しないこと。お子さんにどう育ってほしいか、お子さんをどのような危険から守りたいかをまずしっかり考えて、それに合った機能の携帯・スマホを選んでいきましょう。
TUTAYAが販売するTONEの端末は、上記で紹介した機能の多くを兼ね備えており、子供を見守る側の親としては十分安心できるスマホです。
例えば、GPSで子供の現在地の確認ができたり、スマホにインストールするアプリを親が選ぶことができ、スマホの利用時間を設定したりすることができます。実際に、そういった多くの見守り機能が評価され、全国子ども会連合会や東京都に推奨されています。
ぜひ子供のファーストスマホとして、TONEを検討してみてはいかがでしょうか?
TONEのスマホが子供にオススメな理由